前回は自業自得だとかで、ちと厳しい内容でしたね。
こんちはー、ヒーラーの大澤です。
今回は以前ブログでちょこっとお話しした内容を書いていきたいと思います。
逃げても逃げても
さて生きてると逃げたくなることって山ほどあります。でも『逃げても逃げても毎度同じ問題が起こる』という時があります。
これは前回のブログで紹介したカルマだったり(参照:天に向かって唾を吐く→自分に唾が返ってくる→自業自得でしょ?【カルマの法則】)その人の使命だったり色々あるんですが、大きな理由のひとつとして、あなたがその問題を卒業出来ていないからです
問題の向き合い方
これは心理学的にも言われてることですがストレスというのは、どうやら逃げれば逃げるほど追ってくる性質があるそうです。心理学者の植木理恵先生はストレスに見舞われた時には「もっと来い!もっと来い!」と思うようにしているそうです。
もっと来い!って境地までなかなか難しいかもしれませんが大事なのは腹をくくること。「よっしゃ、やるか」と正面で向き合うことです。
腹をくくって取り組んだだけで筋力的・精神的な負荷が1/3~1/4まで軽くなったというデータがあります。これはアメリカの研究で確かめられています。
もちろん、腹をくくって一所懸命向き合ったからって、上手く行かない場合ってのは絶対にあります。それに体力・精神力は皆違いますから絶対に無理はいけません。
でも腹をくくって周りと比べず自分なりに一所懸命やったら、例え結果失敗に終わったとしても、きっと後悔はしないしスッキリしてるはずです。
宿命に腹をくくる
多くの方が逃げたいと感じていても逃げられないものの代表として、容姿や声などのいわゆる【宿命】があるのではないでしょうか?(参照:子どもは自分の意志で、親を、そして環境を選んで生まれてくる)
前述したような逃げずに腹をくくることで、心身のストレスの度合いが変わるとか、状況が変わったりするということはスピリチュアル分野でも充分考えられます。一部例をあげると…
・タレントのGENKINGさんは自身のトランスジェンダーを受け入れ
・世界的歌姫のレディ・ガガさんは自身の変わった性格を受け入れて
・ドラえもんの声優の大山のぶ代さんは自身の声を受け入れて
皆さんその強烈な個性ゆえに虐められたりからかわれたりしたそうです。
コンプレックスを抱くこともあったでしょうが、そのコンプレックスを逆手にとってその【宿命】を受け入れ磨きをかけることによって沢山の方の希望になりました。
逃げか卒業か
大手の企業に勤めてた方が一所懸命やってたのに、なかなか成績が出せずにいて周りからは落ちこぼれ扱い。
「私はもう充分頑張った」と腹を決めて、今の会社より一回り小さい企業で再就職した結果、再就職先で売り上げがトップになったという話もあります。
何か道を選択するときに自分に問うてみて下さい。「この選択は逃げか?卒業か?」って。
ひとつの目安として…「私は今の環境に満足してる。小さい不満はあるけど大きな不満はない。でももっとスキルアップしたいからこの環境から離れたい。」というのは卒業です。
今の環境に不満はないけど…もっと自分を高めたい!というのがポイントですね。
くどいようですが、何が逃げか卒業かは人それぞれで一概には言えません。会社員として働くことが逃げの人もいるし、家に居て家事をこなしていくことが逃げの人になる人もいます。
都会で生活を続けることが逃げの人もいるし、田舎で生活を続けることが逃げの人もいます。
私事ですが
ここから下は私ごとですので興味の無い方はすっ飛ばして下さいね♪
こういうケースは稀でしょうがひとつ例をあげてみます。
私は二十歳前くらいの時にスピリチュアルな能力に目覚め、その後沢山のスピリチュアル系の人にいわれました。
「あなた、そっちの人?この業界で生きていきなさい。この業界からは逃げられないから諦めて勉強や修行しなさい。理解してもらおうというのも諦めなさい。」と。
それはそれは嫌でしたね!スピリチュアルなんて当初信じてなかったしプロの歌手になるのが夢でしたから。
そっち系の話をすると「気が振れている」「気持ち悪い」「騙される」と言われ、変人扱いされて友人や知合いがどんどん離れていきましたしね。本当にそれはツラかった。
だからスピリチュアルから逃げ、夢を追うように歌にのめり込んだり色々な仕事に就きましたが、必ず問題が出てきて辞めざるを得なくなるのです。
しまいにはうつ病を患う始末でした。
奥さんも最初はチョー現実的な人で、スピリチュアルやヒーリングなんて全く信じなかったし、普通に会社に勤めて普通に子育てしてということを望んでたようですが、ヒーリングをした時の効果やこれまでの私の葛藤を見てきて、段々と「あ、この人には一般的な仕事は出来ないんだ」と理解してくれるようになりました。
私にとっては『スピリチュアルに向き合うこと』が逃げだったんです。
スピリチュアル・ヒーリングから逃げずに向き合って、本業にしていくと決めてからも「気持ち悪い」「騙される」「現実から逃げてるだけだ」と言われることはありますが、でも腹を決めてからは以前より随分心が穏やかになりました。
え〇りくん
うつ病を克服した後また社会でバリバリ働くことが出来る人って沢山中います。
そういう人は素直に尊敬しますね。
私も私なりに頑張ってきました。社会に順応しようとしてきました。でも出来なかったんです。
前回のブログで書きました。え〇り君です。
そんなこと言ったってしょうがないじゃないかあ~
誰にだって出来ること出来ないことがあります。得意なこと苦手なことは人それぞれです。
苦手だったことでも地道にコツコツ頑張って成果を出せたらそれは素晴らしい。
でもどんだけ頑張ったって出来ないものってあります。
いくら地道にコツコツ努力しても叶わない夢もやっぱりあります。
逆に頑張らなくてもスイスイ事が運ぶこともあります。
遠回りのメリット
さて逃げまくった時間は全部無駄だったのか?ただの遠廻りだったのか?そんなことないです。
逃げて逃げて逃げまくったからこそ、家族や生活の為にやりたくもないような職業で、社会で働き続けることの大変さが理解できました。だから今では会社員の方って物凄く尊敬します。
夢を追う方がバイトをいくつも掛け持ちして、カツカツな毎日を送ってでも夢に向かって進みたいという気持ちを理解することが出来ました。
現実的な人たちに揉まれた結果、何でもかんでも目に見えない世界のせいにしないで、様々な角度から現実的にもスピリチュアル的にも問題を分析する力が付きました。
うつ病になって、うつ病がどれ程つらい病気か、うつ病は単なる甘えではないということが理解出来ました。
『仕事は出来ないけど家事なら何とか出来る』という時期がありましたね。その時期は毎日家事だけをしてました。洗濯、掃除、ご飯の支度、奥さんのお弁当の用意。結果、主婦(主夫)の方々の気持ちも理解することが出来ました。
病院で働いたり看護学校に行ったことで、命や人生のこと、介助のこと、また女性の多い職場で働くことについて考えさせられました。
今でも会社員に憧れます。でもクライアントさんが癒されてくのを見るのもとても嬉しいです。ツラいこともあるけどヒーリングが自分のお役目なんだと思ってヒーラーやってます。
逃げてもいい
自分語りは終わりました、満足です!ありがとうございました!笑
いくら逃げか卒業かと言われても、立ち向かう勇気がない場合やそこまで頑張れない場合は、逃げまくってもいいと思います。僕も散々逃げまくってきたので。
『逃げる』は戦い方、兵法のひとつです。別に恥ずかしいことじゃないです。逃げなかったら致命傷になることもあります。
やべー!ってなったら逃げて作戦立て直して、体力や精神力を回復させて、また挑んでみたり別の道に進んでみたら良いんです。逃げて遠廻りしたってそこで得るものは必ずあります。全部無駄じゃないです。
でも逃げても逃げても追いかけてくる課題というのも絶対に出てくるので、その時は「あ、これは私が卒業しなくちゃいけない課題なんだ」って腹をくくって取り組んでみて下さい。自分の心身の状態も周りの環境も変わっていきますよ 🙂