こんにちはー、ヒーラーの大澤です。
今回は、奥さんが前日に入院してから娘を出産するまでのお話をさせていただきたいと思います。備忘録的な感じなので、スピリチュアルとか全然関係ないんですが、ご興味を持っていただけたなら幸いです。笑
一言でいうと、この出産の印象は【壮絶】。いやー、本当に壮絶でした!「母は命がけで我が子を産み落とす」というのは正しくこれだなと思わされた次第です。
奥さんは前日に泊まって、当日の朝促進剤を打ったのですが、それから実際に出産に至るまで陣痛の長さはなんと28時間。前日の夜から奥さんはまともにご飯を食べられず、飲むゼリー??を頑張って時々ちゅうちゅう。(僕は立ち合い希望だったので当日朝から付き添ってました。)
真夜中も陣痛は病まず、陣痛と陣痛の僅かな間に、いきなり気を失ったように眠っては起きの繰り返し。
僕も出産が終わるまで、奥さんの精神的な支えになるように手を握り、肉体的に楽になればと腰を摩り、少しでも冷静でいられるようにと深呼吸を一緒に行い、のどが渇いたといえば水を飲ませ、ずっと口呼吸で唇が割れるからリップを渡したり。
それから、少しでも元気になれるようにヒーリングもし続けましたね。多分先にも後にも、あんな長時間のヒーリングは無いでしょうね笑
朝になって、もう18トリソミーの赤ちゃんが子宮口を通れるだけの体力が無さそうだし、奥さんの子宮口も全然開かないということで「母子の状態を鑑みて帝王切開にしましょう」となりました。
しかし、ここで終わりません。
手術室に奥さんが運ばれ、全室で麻酔の同意書にサインをという時に、奥さんが破水します。それを聞いた主治医は「やばい…急ぐよ!」と言って手術室に行きました。なぜ急いだかというと、破水するともう子宮口から出すしかないからです。そうなったら子供は多分無理でしたでしょうね。
手術は無事成功。
手術室に入ってから1時間程して、まず赤ちゃんが出てきました。その後30分程して奥さんが出てきました。術中はソワソワしちゃって、手術室の前の廊下をあっちに行ったりこっちに行ったりしてたのを覚えています。笑
そして、これは後日奥さんに聞いた話ですが、破水した瞬間、奥さんの子宮口は8割方開いており、赤ちゃんも出かかっていたそうです。でも前述した通り、母子の状態から下から出すことにリスクを感じた医師は、それが分かった瞬間、赤ちゃんが出てこないように子宮口に手を突っ込んで迅速に手術を進めてくださったようです。
その後も変なテンションで全然眠れませんでした。僕は夜になって自宅に帰りましたが、結局奥さんも僕も寝たのは同じくらいで、陣痛が始まってから、だいたい50時間後でした。まだまだ本調子ではないけど、奥さん赤ちゃんも少しずつ元気を取り戻しつつあります。
奥さんに感想を聞くと「地獄だった。何度も心が折れかけた」との事でした。
医師、看護師さん、助産師さん、奥さん、赤ちゃん、心配・応援してくださった全ての方に感謝しています。本当にありがとうございました。
それではまた明日(^^)/