こんにちはー、ヒーラーの大澤です。
前回は【東洋思想とは、自己成長・自己受容・手放すこと。ジブリ映画の『千と千尋の神隠し』で考えると分かりやすい】というお話でした。
それでは今回は西洋思想に焦点を当ててお話していこうと思います!
ちょっと今回は結論からお話しちゃいますね。
西洋思想は貴族や王族の階級社会と、キリスト教の文化の中から生まれていて、その中身は以下のようになっています。
『原因や希望を見出すのは外側』
『テーマは二元論、勧善懲悪』
『愛=神』
『約束は人”を”守ってくれるもの』
『周りの存在や物質は自分を希望へと繋げてくれる誘導体・コネクター(だからずっと大切にしよう)』
どういうことか?
西洋思想は『アラジン』を使ってご説明していきます。
物語は『心清らかな貧しい青年が、色々な道具や人脈を駆使しながら悪者を成敗して、平和を取り戻しつつ、愛と夢を叶える』作品です。
東洋思想と違って悪役がハッキリしていて、とても分かりやすい。
悪役である右大臣のジャファー、王国を乗っ取ろうとする彼をやっつけることで王国の平和に繋がります。
彼をやっつけジーニーとの約束を果たしたことで、アラジンは愛するジャスミンと結婚出来たし、夢だったお金持ちにもなることが出来ました。
つまり
勧善懲悪を叶えることで『平和+愛+物質的豊かさ』が手に入るし「幸・不幸は外側の環境や出来事と密接に関係している」と考えるんです。
夢が叶っていない状態、不幸な状態は良くない事。
この思想のお陰で医療や科学は日々発展しているし、僕たちはその恩恵を受けられているんですよね。
そして更に劇中では要所要所に『約束を守ること』『嘘をつかないこと』が取り上げられていますよね。
『期日までに結婚相手を見つける』
『魔法の洞窟での忠告』
『真実(嘘偽りのない)の愛が大切』
『ジーニーを自由にする』
etc…
何故、約束を守ることや嘘をつかないことを大切に扱っているのでしょうか?
これは『約束を守る事で、身の安全や心身の状態を保証される』『嘘を付くことは欺くこと・高慢になることの始まり』と捉えているからです。
加えて、ディズニー作品ではお馴染みの愛や結婚についても、とても重要なものとして描かれています。
それは愛とは神のことであり
結婚とは『神が結びつけた神聖なもの』『思いやりと励ましを持つべき美しい関係』、結婚式は『神との契約』と考えるからなんですね。
これは余談ですが、指輪の起源は、契約をする時に押すハンコだったみたいですよ。
今でも上が平べったい指輪ありますよね??あんな感じです!
…話を戻します。笑
物語の中で最初からずっと一緒にいた相棒のアブーや途中から出てきたジーニーや絨毯は、最後までずっとアラジンと一緒にいますね。
これは「神が与えてくれた人や物と繋がっていれば人間はいつでも輝いていられる。だから一生大事に付き合っていこう」という世界観があるからです。
東洋思想でいう『自分を成長させれば幸せになれる』という考え方は、人間が神より前に出るようなものなので、神への冒涜にあたるんですね。
いやー、東洋思想とはまた違った世界観で本当面白いですよね!
各人の好みはあるかもしれませんが、どちらが良い悪いとかどちらが優れてる劣ってるということではありませんし
どちらも凄く魅力的なところがあるので、上手に日々の生活にその叡智を取り入れていきたいなと思います。
それではまた後ほど〜(^^)/